ニンテンドースイッチライトの事
Switchユーザーや購入予定の人には気になる新機種「Nintendo Switch Lite」
既存のスイッチと何がどう違うのか?今回はスイッチライトの概要をまとめてみました。
Nintendo Switchとは
「Nintendo Switch」の事はもはや誰でも知っているでしょう。
2017年3月3日に任天堂から発売された「ハイブリッド型ゲーム機」です。
ニンテンドースイッチは、今までの据え置き型ゲーム機の範疇を超える携帯型ゲーム機としても利用できる据え置きゲーム機です。
日本でのキャッチコピーは「カタチを変えてどこへでも」
上記のキャッチコピー通り、家でも外でもどこでもゲームプレイが可能な大人気商品となりました。
皆さんは覚えているでしょうか?
Nintendo Switchの発売直後、転売ヤーによる売り切れ、品切れが続出していましたよね。
ヤフオク!やメルカリなどのサイトでは定価よりも数万円高く販売されていました。
どこに行っても売り切れで、Twitterなどで入荷の情報拡散が話題になっていたのも懐かしいです。
Switchが発売された年内はずっとそんな状態が続き、供給が安定されてきた2018年にようやく広くユーザーに普及されるようになりました。
新機種のNintendo Switch Lite
今もなお、大人気のニンテンドースイッチ。
数か月前に海外ジャーナルサイトから新機種の情報が広がりました。
新型ニンテンドースイッチ(PS4Proのように高スペックを持った据え置きマシンと、携帯型特化の廉価版モデル)の2種類が製作中で直に発表されるだろうという内容の物でした。
そして後日、公式から「Nintendo Switch Lite(ニンテンドースイッチライト)」が発表されました。
選べる3色のカラーリング
イエロー、グレー、ターコイズの3色。
ニンテンドースイッチライトの発売日と価格
2019年9月20日(金)に発売開始。
販売価格は19,980円(税別)
セット内容
本体、充電器、セーフティガイドの3点、シンプルな内容です。
こういった機械の箱は箱自体に保証書がついていたりするので、保管しておく必要があります。
パッケージ箱もコンパクトで収納するのに困りませんね。
現行版との違い
さて、現行版よりも1万円ほど安く購入できるswitchライトですが、現行版と何が違うのか確認してみましょう。
ちょっと批判的に見えてしまうかもしれませんが、オリジナルと廉価版の比較というのはそういう物なのでご了承ください。
ニンテンドースイッチライトをダメというつもりは全くありませんし、私は買います。
ニンテンドースイッチライトは携帯型専用機
これ大事です。
スイッチライトは携帯型専用機ですので、自宅のテレビやモニターに繋いでのプレイは出来ません。
実は現行版のSwitchはテレビに繋いでいる時と、携帯モードの時で性能差が出ます。
本体内部には排熱ファンが搭載されていますが、バッテリー駆動では熱を処理しきれない為、フルパワーで稼働する事を制限しています。
一言で言ってしまえばテレビに繋いでプレイする方が画質が良いです。
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドやゼノブレイド、ファイアーエムブレム風花雪月などグラフィックが細かい所まで描写されているゲームでは違いが顕著に感じられると思います。
ニンテンドースイッチライトではこの辺りの仕様はどうなるのでしょうか?
気になるポイントですね。
あと、現行型とは本体の形が違うので本体を充電する為にドックに接続する事も出来ないのかなと思います。
携帯モードに対応したゲームソフト
ニンテンドースイッチライトは携帯モードに対応したゲームソフトで遊ぶ事が出来ます。
見分け方は簡単で、パッケージの裏面に記載があります。
参考画像
コントローラーは本体一体型
現行版ではジョイコンを使用してプレイが可能でした。
9月に発売されるスイッチライトではコントローラーは一体型になっています。
ジョイコンを無線接続する事は可能ですが、ジョイコンを本体に取り付けできる訳ではありませんので、ジョイコンを充電する為に別売りの充電式グリップ、又は現行型のスイッチ本体が必要です。
モーションIRカメラ、HD振動に非対応
十字ボタンが復活
ニンテンドースイッチライトの十字ボタン
現行版スイッチでプレイする時に使用するジョイコンは十字ボタンが分離されたタイプでした。
個人的にはあまり気になりませんでしたが、ゲームによっては十字ボタンの方が操作しやすいと言う声があったりするみたいです。
新型スイッチライトで十字ボタンが採用された事は良い事ですね。
本体が軽量化
スイッチライトは軽量化モデルです。
携帯型端末ですので、「小さく、軽く、持ち運びやすい」というテーマで設計されています。
普段持ち運ぶ機会が多い方にはとても嬉しい事ですね。
本体の重さは275gです。
3DSでいうと普通の3DSが大体240gで、3DSLLが大体330gなので3DSLLより軽いと考えればすごく軽量なのがわかると思います。
身近な物でいうとiPhone8やiPhone7は140g程度なので2個分です。
画面の大きさ
現行モデルのスイッチは6,2インチ
新型のスイッチライトは5,5インチ
NEW3DSLLの上画面が4,88インチなので、3DSLLより大きい画面でプレイが可能です。
ちなみにiPhone7PlusなどのPlus系が同サイズの5,5インチです。
バッテリー駆動時間
これとても大事です。
現行版のスイッチと比較してみましょう。
ニンテンドースイッチ | ニンテンドースイッチライト |
約2.5時間~6.5時間 | 約3時間~7時間 |
※プレイするゲームや画面の明るさ、音量などで電池の持ちは変化します。
任天堂調べでは、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドで比較した場合現行版が約3時間程度、スイッチライトでは約4時間のプレイが可能なようです。
スイッチライトは携帯型というだけあり、現行モデルよりも電池が長持ちするみたいです。
そういえばさっきTwitterでNintendoSwitchLiteの反響を調べていたのですが、スイッチライトの方が電池持ちが良いからスイッチライトを買うという人がいました。
実は今月8月下旬に現行型ニンテンドースイッチのマイナーチェンジverが発売されるんです。
主な変化はバッテリー性能です。
さっきの表に付け足してみましょう。
ニンテンドースイッチ(マイナーチェンジver) |
約4.5時間~9時間 |
ニンテンドースイッチ | ニンテンドースイッチライト |
約2.5時間~6.5時間 | 約3時間~7時間 |
ちなみにゼルダ比較の場合マイナーチェンジverでは約5.5時間のプレイが可能なようです。
今スイッチを買おうとしている人は、もう少し待てば改良されたスイッチが発売されるのでもう少し我慢してくださいね。
赤いパッケージが目印なので、近々現行版のスイッチを買う予定の人は間違えないように気をつけましょう。
ポケモン限定モデル
2019年11月15日(金)に発売予定のポケモン最新作。
ポケットモンスターソード、ポケットモンスターシールド。
ニンテンドースイッチライトでさっそく限定モデルの発売が予定されています。
© 2019 Nintendo ©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc. ポケットモンスター・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの商標です。
このモデルが欲しいという人は発売日の2019年11月1日の発売日まで購入を待ちましょう。
スイッチを買う人への個人的な意見
さて、ニンテンドースイッチをまだ持っていないという人
これから購入予定の人
買いたいけれど、スイッチライトの発売を待っている人
色々な状況の人がいると思いますが、個人的な意見を書いてみます。
どのスイッチを買うべきか
これ難しいですよね。
ライトは1万円安く手に入る最新機種になるので、2年以上前に発売されたスイッチを買うより新しいライトを買う方がいいのではないかと考える人も多いと思います。
という事で、どんな風に使っていくかのパターンによってオススメをしてみます。
パターン①:Switchのゲームの世界を存分に味わってじっくりとプレイがしたい。
回答:現行モデルのマイナーチェンジver(8月下旬発売)がオススメ。
理由:人気ソフトのゼルダやオクトパストラベラー、ファイアーエムブレム、ゼノブレイドなどのソフトはグラフィックが細かく作りこまれています。
ドックに接続してHDモニターに映し出す事でSwitch本来の性能が発揮されベストな状態でのプレイが可能です。
パターン②:テレビに繋ぐ予定は無い、通勤中などに持ち運んでプレイしたい。
回答:ニンテンドースイッチライトがオススメ。
理由:軽くて安くて持ち運びしやすいから。
パターン③:子供が2人以上いて一緒に遊ばせたい。
回答:ライトを2つ購入するか、現行モデルマイナーチェンジverを買いましょう。
理由:取り合いを防ぐ為に2つ購入するのがベターですが、費用的に抑えたいならば現行版モデルでテレビに繋いで、大きな画面を見ながらジョイコンを使い二人でプレイする事が出来ます。1人用ゲームの場合は無理ですが。
パターン④:今持っているスイッチが壊れていて、スイッチライトを買う予定。
回答:任天堂に依頼して修理した方が良くありませんか?
理由:本体の修理費用は2万円以内で収まる事が多いです。大体12800円です。
同じ費用をかけて出来る事が少なくなるライトを買うより修理がオススメです。
スイッチライトの気になる点
ニンテンドースイッチにはいくつかの弱点がありました。
今回発売されるニンテンドースイッチライトでは改善されているのか気になる点がいくつかあります。
アナログスティックの脆弱
ほとんどの人はご存知ですが、ニンテンドースイッチのコントローラであるジョイコンのアナログスティックってあり得ないほどの耐久性の脆さなんです。
あ、プロコンのスティックも同様です。
子供が使っても大人が使っても1年持てば良い方と言われています。
スイッチライトはジョイコンをやめて本体一体型のコントローラーになりましたが、スティックの脆さは改善されているのでしょうか?
もちろん改善していると思うのですが、もし壊れやすいままだったらジョイコンのようにお手軽に修理や買い替えが出来ないのでどうなるのか心配です。
設計の甘さによるブルースクリーン化
スイッチには排熱ファンが装着されており、内部の熱を逃がす役割があります。
しかし、ドックに繋いでいないとファンの回転は制限されて熱を逃がし切れません。
本体のハウジングは柔らかい素材なので、熱を持った状態で連続使用しているとすぐに本体が反るという問題があります。
さらに電子基板は絶縁処理がされていないので反ってしまった本体フレームに触れてしまい正常な電流が遮られます。
そして最悪の場合ブルースクリーンに陥ります。
反りが原因の場合、ハウジングを交換すれば大体直りますが基板交換対応でデータ消失したというユーザーは多いでしょう。
microUSB-Cタイプの充電
私はCタイプ嫌いなんですよね。
Cタイプの充電口って口が広いんです。
遊びがあるせいで変な角度で充電ケーブルを接続すると、すぐ壊れます。
大人ではまず起こらない事ですが、小さい子供だと結構起こってしまいます。
あと子供って遊びに出掛けたあと何故か頭や衣服に砂とか小石とかついてたりするんですよね。
そういうのが充電器に入り込んで、そのまま接続して壊れるという事もあります。
現行版モデルのスイッチ充電口の故障は子供限定で起こりやすい症例だった事に気付けたでしょう。
充電口だけの修理は任天堂でも不可で、一律基板交換の12800円で対応していたはずです。
スイッチライトでは充電口パーツの独立化をして修理対応が出来る様になっているのか気になる所です。
数か月電源を入れないと壊れやすい謎の症状
意味不明です。
長期間放置されたスイッチに起こりやすい症状でした。
まとめ
という事で来月発売のニンテンドースイッチライトの事を書いてみました。
スイッチの購入を考えている人は、ライトじゃなくて普通のを買えばよかった~・・・などとなってしまわない様に、現行版モデルとの違いをしっかり理解して、遊び方に合わせてどちらの本体を購入するか検討してくださいね。